子どもの頃、矯正したのに。大人になって、また歯並びが気になるようになりました。

「一回きれいにしたはずなのに、なんでまたガタガタしてきたんだろう。」

子どもの頃に矯正していました

私は子どもの頃、歯並びが気になって矯正治療をしていました。

当時は親に連れられて通っていたので、治療の詳しいことまでは覚えていません。

でも、矯正が終わった頃には歯並びもきれいになって、「これでずっと大丈夫」と思っていました。

まさか大人になってから、もう一度歯並びが気になるとは思っていませんでした。

大人になって「歯並びが変わった?」

成人してから、ふと鏡を見たときに、「あれ?こんな歯並びだったっけ?」と思うようになりました。

ものすごくガタガタしているわけではありません。でも、よく見ると前歯が少し重なっていたり、歯の向きが微妙にズレていたりしました。

一度気づくと、写真を撮ったときにも気になるようになりました。

「一回矯正したのに、なんで?」

それが一番の疑問でした。

原因を調べてもらうことに

せっかく一度矯正したのに、また治療するのは正直もったいないと思いました。

でも、このままもっとガタガタになっていくのも嫌だったので、一度カウンセリングを受けることにしました。

そこで、歯並びだけではなく、噛み合わせやレントゲンなども詳しく診てもらいました。

すると、奥には横向きに生えた親知らずがありました。

今回の治療では、まずこの親知らずへの対応も必要とのことでした。

昔の矯正は無駄じゃなかった

私はてっきり、「せっかく矯正したのに、後戻りしてしまいましたね」と言われると思っていました。

でも先生から言われたのは、「子どもの頃に矯正したことには、ちゃんと意味がありますよ」という言葉でした。

今は少しガタついているものの、子どもの頃に歯並びや噛み合わせを整えていたからこそ、この程度の乱れで済んでいる可能性もあると説明してもらいました。

元々の歯と顎のバランスを考えると、もし子どもの頃に何もしていなかった場合、大人になったときにはもっと歯を並べるスペースが足りなくなり、今より大きくガタガタしていた可能性もあったそうです。

そうなると成人矯正では、スペースを作るために抜歯が必要になるケースもあります。

「昔の矯正、無駄じゃなかったんだ。」

ここで初めてそう思えました。

今回は非抜歯・約半年で終了

私の場合は幸い、歯並びの乱れが比較的軽度だったため、歯を抜かずに矯正することができました。

そして治療期間は約半年。

「また何年も矯正するのかな……」と思っていたので、思っていたより短期間で終わったことにもホッとしました。

でも、先生から言われたのは、「歯を並べて終わりではありません」ということでした。

今度こそ後戻りさせないために

今回、後戻りのリスクを減らすために、まず行ったのが横向きに生えていた親知らずの抜歯です。

そして、矯正が終わった後は、リテーナー(保定装置)を使うことになりました。

矯正直後の歯は、きれいに並んだからといって、その位置で完全に安定しているわけではないそうです。

だからこそ今回は、「治した後」までしっかり管理することにしました。

半年の矯正、その後2年間しっかり保定

歯を動かした期間は約半年。

でも、その後は約2年間、しっかりリテーナーを使用しました。

「矯正が終わった=全部終了」だと思っていた私にとって、保定の大切さを知れたことも大きかったです。

2年経った今も、リテーナーを完全にやめたわけではありません。

先生と相談しながら装着時間を少しずつ短くして、今も継続して使用しています。

せっかくきれいになった歯並びだからこそ、今度はちゃんと守っていきたいと思っています。

一度矯正した人にこそ伝えたいこと

「一回矯正したから、もう大丈夫。」

そう思っていました。

でも歯並びは、大人になってからも変化することがあります。

そして今回分かったのは、「後戻りした=昔の矯正が無駄だった」ではないということです。

子どもの頃に矯正していたからこそ、今回は非抜歯・約半年という、比較的軽い治療で済みました。

そして今度は、親知らずへの対応とリテーナーで後戻りを予防しています。

昔矯正した方も、「最近ちょっと歯並びが変わってきた?」と思ったら、一度チェックしてもらうのもいいかもしれません。

監修者情報
院長 岩佐健吾
岩佐 健吾(いわさ けんご)

長崎大学歯学部卒業後、複数の医療法人でインプラント専門医・統括院長を歴任。インプラントを本格的に学ぶため月1回、始発から終電まで福岡へ通い続けた経験を持つ。矯正治療は専門医との連携のもと習得。2026年、川西みらい歯科・矯正歯科を開院。