歯が悪いと分かっていても、何年も治療から逃げていた私が、最後まで治療を終えられた理由

「いつか治そう」と思いながら、何年も経っていました。

「いつかちゃんと治さないと……」

そう思いながら、何年も歯医者から逃げていました。

歯が悪いことは、自分でも分かっていました。「このままではダメ」ということも分かっていました。

でも、とにかく歯医者が怖かったのです。

勇気を出して予約を取り、治療を始めても、少しでも痛みを感じると怖くなり、途中で通わなくなってしまう。

しばらくすると、また歯が悪くなります。

そして、「今度こそちゃんと治そう」と思って、別の歯医者へ行く。

でも、また途中でやめてしまう。

治したい。でも怖い。

そんな状態を、私は何年も繰り返していました。

親族の歯科医院でも、治療を途中で断念

最後は、親族がやっている歯科医院なら安心できるかもしれないと思い、そこで治療を受けることにしました。

かなり悪くなっていた歯を本格的に治すため、矯正治療まで始めました。

「今度こそ最後まで治そう」

自分でもそう思っていました。

ところが、やっぱり治療中の痛みが怖くなってしまい、途中で通えなくなりました。

親族のところですら、最後まで治療できなかったのです。

その時は、「もう自分の歯を最後まで治してくれる歯医者なんてないんじゃないか」と、半分諦めていました。

経営者仲間の間で話題になった歯医者

そんな時、会社を経営している知人たちの間で、ある歯医者の話を聞くようになりました。

「岩佐先生の治療、全然痛くなかったで」

「麻酔もほとんど分からんかった」

何人かから、同じような話を聞きました。

でも正直、私はまったく信じていませんでした。

歯医者の治療で痛くないなんて、今までの経験からは考えられなかったからです。

それでも、実際に治療を受けた知人から「絶対大丈夫やから、一回行ってこい」と言われ、半ば無理やり連れて行かれるような形で、岩佐先生に診てもらうことになりました。

提案されたのは「矯正をやり直さない」治療

先生から最初に言われたのは、「まず歯がないところにインプラントを入れましょう」ということでした。

そして、途中で中断していた矯正治療をもう一度最初からやり直すのではなく、今ある歯の位置をできるだけ活かしながら、被せ物で全体の噛み合わせと見た目を整えていくという治療計画を説明してもらいました。

話を聞けば、何をするのかは理解できました。

でも、私の頭の中にあったのは、「痛くないかな……」ということだけでした。

しかも最初の治療が、いきなり左下に3本のインプラント手術でした。

いきなりインプラント3本。それでも……

正直、手術当日は逃げたいくらい怖かったです。

ただ、インプラント手術は鎮静下で行ってもらいました。

薬が効いてくると意識がぼんやりして、手術中のことはほとんど覚えていません。

気がついた時には、「もう終わりましたよ」と言われていました。

そして、私が一番驚いたのは、その後でした。

あれだけ怖がっていた手術なのに、私の場合は術後の出血や痛みがほとんど気になりませんでした。

「え? インプラント3本入れたんよな?」

そう思うくらい、拍子抜けするものでした。

この最初の治療をきっかけに、先生への印象が一気に変わりました。

「この先生なら最後までいけるかもしれない」

インプラント手術を終えてからは、不思議なくらい歯医者への恐怖が減っていきました。

その後もたくさんの歯を治療してもらいましたが、私の場合、治療中の痛みはほとんど気になりませんでした。

何より驚いたのが、麻酔です。

昔から私は、麻酔の注射そのものが嫌いでした。

でも先生の麻酔は、「もう麻酔したん?」と思うくらいでした。

今まで痛みが怖くて何度も治療を中断してきた私が、気づけば普通に歯医者へ通っていました。

そして、あれよあれよという間に、ずっと放置してきた口の中の治療が進んでいきました。

できるだけ「神経を残す」治療

治療が進む中で、先生から何度も説明されたことがあります。

それは、「残せる神経は、できるだけ残しましょう」ということでした。

被せ物できれいにするからといって、歯を必要以上に大きく削るのではなく、残せる歯質はできるだけ残す。

今回、被せ物にした歯についても、状態を確認しながら必要最小限の切削にとどめ、可能な歯では神経を保存する方針で治療してもらいました。

見た目をきれいにするだけではなく、「この歯をこの先どう長く使っていくか」まで考えて治療してもらえたことが、私には印象的でした。

気づけば、すべての治療が終わっていました

歯がないところにはインプラントを入れ、残っている歯を治療し、最後は全体の噛み合わせを確認しながら被せ物を作ってもらいました。

ずっと気になっていた見た目も、大きく変わりました。

途中まで治療していた親知らずについては、無理にすべて治療するのではなく、現時点では経過を見ることになりました。

昔の私なら、ここまで治療を続けられるなんて考えられませんでした。

何軒もの歯医者で治療を中断し、「自分は一生このままなんだろう」と思っていた口の中。

それが気づけば、最後まで治療を終えることができました。

before

after

歯医者が怖くて治療できない人へ

私は、歯が悪いことを分かっていながら、ずっと後回しにしてきました。

歯医者へ行っても、痛みが怖くて途中でやめる。

また悪くなって別の歯医者へ行き、またやめる。

そんなことを何年も繰り返していました。

だから、「歯を治したい。でも歯医者が怖くて行けない」という人の気持ちは、すごく分かります。

もちろん、感じ方や治療内容によって、痛みには個人差があると思います。

でも私の場合は、最初にあれだけ怖がっていたインプラント手術から最後の治療まで、最後まで通い切ることができました。

もし昔の私と同じように諦めている人がいたら、まずは相談だけしてみるのも一つだと思います。

監修者情報
院長 岩佐健吾
岩佐 健吾(いわさ けんご)

長崎大学歯学部卒業後、複数の医療法人でインプラント専門医・統括院長を歴任。インプラントを本格的に学ぶため月1回、始発から終電まで福岡へ通い続けた経験を持つ。矯正治療は専門医との連携のもと習得。2026年、川西みらい歯科・矯正歯科を開院。